2020年7月にダイワハウスで契約しその年の12月末に引き渡し、入居して約1年が経過しました。
実際に約1年暮らしてみての感想を正直に書いていこうと思います。
今回は断熱性についてです。ダイワハウスの家は寒いのか?暑いのか?
xevoΣは軽量鉄骨なので寒いんじゃないかとよく言われます。
実際住んでみてどうなのか、少しでも参考になればと思います。
こんな方におススメです!
- これからダイワハウスで契約しようとしている方
- 鉄骨住宅の断熱性能が気になる方
- 実際住んだ人の意見が知りたい方
- xevoΣを検討している方
- xevoΣの断熱性能について知りたい方
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結論:夏は快適、冬は少し不満
結論から話すと、ダイワハウスvexoΣの家は・・・
夏の暑さについて
- 暑さは不快ではなかった
- 冷房の効きは良い
- 冷房を消してもある程度涼しい温度が保たれる
冬の寒さについて
- リビングでの寒さは不快ではない
- 冬も暖房の効きは良い
- ただし、暖房のない洗面脱衣所はとても寒い
夏は1度だけ経験しましたが本当に不満はありませんでした。
真冬は2度経験し少し不満に感じたこともありました。
家の快適な温度には、色んな要素が絡んできます。
構造部分や断熱材だけでなく、窓や間取りも影響します。
今回は、少し不満を感じた寒さに焦点を当て、なぜ不満に感じたか分析したいと思います。
寒さの影響因子を7つピックアップ
ここからは家の快適な温度を作るために、影響されがちな因子をピックアップし、寒さにどれだけ影響するか見ていきたいと思います。
寒さに影響するかどうかを以下の通り表します。
- 〇:寒さの大きく影響する
- △:寒さに影響するかは時々による
- ×:寒さに影響はない
完全に個人の主観ですので参考程度で!
①我が家は瀬戸内気候(寒さ影響×)
年間を通じて温暖で雨が少ない地域です。
平均気温約16度、年間平均降水量約1,000~1,600mmであり、比較的温暖少雨の地域です。
せとうちネットより引用。
上記のとおり、比較的温暖な地域に住んでいます。
雪なんてそうそう降りません。
真冬の1月の最低気温はだいたい0度前後です。
②外壁の仕様(寒さ影響△)
ダイワハウスは「外張り断熱通気外壁」を採用しています。
断熱の方法には「外張り断熱」と「充填断熱」の2種類あります。
「外張り断熱」とは、構造体である鉄骨より外側に断熱材が施されている断熱の方法です。
なぜこの断熱方法になっているかというと、鉄骨は熱伝導率が高くヒートブリッジ(外壁と内壁の間にある鉄骨の柱が熱を伝える現象)を起こしてしまうからです。
ヒートブリッジを起こすと・・・
- 室内が寒くなりやすい
- 真冬の外の冷気が鉄骨部分を冷やし結露が生じる
- 結露が生じると断熱材等にカビが生え腐ります
それを予防するために、鉄骨に冷気を伝えない工夫がされているわけです。
軽量鉄骨の家は熱伝導率が高いので、木造に比べて「冬は寒い」と言いますが、対策がなされているわけです。
ダイワハウスの断熱材には3つのグレートがあり、「スタンダードV」「ハイクラスV」「エクストラV」で「エクストラV」が寒冷地仕様です。
我が家の仕様はスタンダードVです。
上の画像を見ていただくと分かるとおり、外張り断熱になっていることで壁がとても分厚いです。
③LDK大きな掃き出し窓3つ(寒さ影響〇)
LDKは約20帖で一体的な作りになっています。
そして南側に掃き出し窓が2箇所、東側に掃き出し窓が1箇所あります。
冬場、家の中の熱の約6割は窓から逃げてしまいます。
それに加えて、掃き出し窓は他の窓と比較して気密性が低いと言われます。
そんな大きい窓が3つもあるわけです!
ちなみに、ダイワハウスxevoΣは天井高を2m72cmにできます。
その場合、窓の大きさは標準で2m40cm程度になります。
一般的な家の天井の高さです。なので、けっこう大きめなわけです。
窓の仕様はというと、アルミ樹脂複合サッシのトリプルガラスです。
ダイワハウスの担当営業さんが、トリプルガラスと言ってたので書いていますが、HPの画像を見ると本当に?と思います。真相が不明なので知ってる方は教えてほしいです。
真冬に窓を触るとほんのり冷たいです。
キンキンに冷えているような感じではありませんが、ほんのり冷気を感じます。
④廊下のある間取り(寒さ影響〇)
我が家の間取りはLDKと洗面脱衣所やトイレの間に廊下を挟んでいます。
玄関から続く廊下なので、暖房の付いていない廊下や洗面脱衣所、トイレは寒いです。
冬の朝はLDKのドアや洗面脱衣所のドアを開けっぱなしにして暖房をつけています。
それだと洗面脱衣所がやっと肌寒いくらいのレベルになります。
⑤全ての部屋に窓がついている(寒さ影響△)
また、洗面所やトイレには窓があります。
今は窓のない間取りが人気ですが、そんな流行に反して我が家は全ての部屋に窓があります。
やはり窓があることで寒さは増します。
⑥リビング階段がある(寒さ影響〇)
我が家はリビング階段を採用しています。
ダイワハウスの設計士さんに提案された間取りがリビング階段だったので、自然とそうなりました。
リビング階段は冬は寒いと聞いていたのですが、まさしくその通りで。。。
冷たい風が2階から降りてきているのだろうなと感じます。
我が家は対策として、2階の階段上にロールスクリーンをあらかじめ設置していました。
ロールスクリーンを下ろしている時は2階からくる冷気をそこまで感じません。
我が家のような細長い閉鎖的なリビング階段は2階からの寒さを感じやすいかもしれません。
⑦我が家の南向きは隣家(寒さ影響×)
我が家の土地は北と南に隣家が建っており、東西は道路になっている土地です。
南側には隣家がありますが半平家のような感じで午前中のみ日差しが入ってきます。
日差しがたくさん入ってきた日は暖かく過ごせます。
冬場の日光は大切だと感じます😄
実際に住んでみての感想
実際に住んでみて「寒さ」には鉄骨であるということより窓や間取りがとても影響すると感じました。
我が家の場合は、「大きな窓」と「リビング階段」と「廊下のある間取り」が家の寒さに影響している大きな要因だと思います。
間取りで後悔しないために間取りのパターンを複数作ってもらうことは必要だなと感じました。
おススメは、家づくり計画書を無料請求する方法です。
こういう方におススメです。
- 自宅で簡単に理想の間取りを検討できる
- 営業に会わずに各メーカーの資料請求ができる
- 自分の予算にあったハウスメーカーが分かる
執拗な営業もなく、間取りを作ってもらえるので便利です
掲載されているメーカーも多く、大手ハウスメーカーから工務店まで多くを網羅しています。
部屋を区切らず一体的な間取りにしたり、窓をとらないといった点で洗面脱衣所の寒さを緩和することができると思います。
我が家は、2度目の冬にセラミックファインヒーターを購入し洗面脱衣所で使っていました。。。
このようなことにならないためにも、間取りのパターンが色々あればイメージしやすいですよね。
おまけ①:木造の実家との比較
木造の実家は築25年程度でそんなに古い家ではありません。
ですが、ダイワハウスのxevoΣと比較すると寒いです。
したがって、一概に「木造だから暖かい、鉄骨だから寒い」というわけではないように思います。
おまけ②:夏の暑さについて
今回は冬の寒さについてお話ししましたが、最後に夏の暑さについてお話しします。
我が家は2階の上に軒があるだけで、1階部分には軒がありません。
しかも、南側の窓の上にはほぼ軒がかかっていません。
なぜなら、ちょうど2階部分の軒の下にベランダが位置しているからです。
軒がない状態では、窓から直射日光が少し入ってきます。
直射日光が入ると部屋は暑くなりやすいと思いますが、冷房の効きがとても良いので全く気になりませんでした。
軒があったほうが省エネにはなるとは思われますが、冷房で電気代がそんなに高くなるわけでもないので十分です。
まとめ
ダイワハウスのxevoΣで約1年間暮らしてみての感想は、「夏は涼しく、冬はリビングは暖かいけどエアコンのない部屋は寒い」です。
個人的には、家の快適な温度のためには、鉄骨か木造かよりも、間取りや窓が大切だと思います。
▼鉄骨造のメリット・デメリットについてもまとめていますので、よければお読みください。
▼ダイワハウスについて気になっている人向けの記事を以下にまとめます。
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