通常のドアより高さのあるドアのことを「ハイドア」と言い、特に、床から天井までの高さのあるハイドアは、インテリア性が高く、高級感を演出できます。
ハイドアってかっこいいけど、デメリットもあるっていうし・・・
それに、実際、標準ドアと比べてどんな風に違って見えるんだろう?
ハイドアは標準ドアより費用がかかるので採用するか悩みますよね・・・
ダイワハウスで建てた我が家は、リビングドアと2階のドアは床から天井までのハイドアになっています。
ハイドアにはデメリットもありますし、費用もかかるので悩みましたが、結果採用してとても満足しています!
入居2年半以上経過した現在、デメリットは感じていません!
今回は、ハイドアを採用した我が家の実例写真をもとに
- ハイドアと標準ドアの印象の違い
- ハイドアのメリット・デメリット
- 失敗・後悔しないためのポイント
について解説します!
ハイドアと標準ドアの印象の違い
ハイドアは天井まであるのでスッキリとした印象を受けます。
ダイワハウスのxevoΣで建てた我が家のリビングの天井の高さは2m72cmです。
一般的な天井の高さ(2m42cm)より30cm程度高くなっています。
(ダイワハウスの場合、xevoΣの天井高2m72cmに合わせたドアを「グランフルドア」と呼びます。)
このリビングドアについて、画像を加工して「天井高に合わせたハイドア」から「垂れ壁ありの標準ドア」にしてみました。
折り下げ天井などがある関係でちょっと分かりにくいですが、天井まであるハイドアのほうがスッキリとおさまりよく見えます。
加えて、縦の線が強調されるので天井も高く見えます。
このリビングドアを廊下側から見るとこんな感じです。
隣のドアは垂れ壁ありの標準ドアなので、受ける印象の違いがよく分かるかと思います。
やはり、ハイドアのほうが天井が高く感じますし、迫力もあり高級感が感じられます。
標準ドアと比べてハイドアのほうが
- スッキリとおさまりよく見える
- 天井が高く感じる
- 高級感を感じる
ハイドアのメリット・デメリット
メリット
天井までの高さのハイドアのメリットは、やはりインテリア性の高さです。
上で解説した標準ドアとの印象の違いのとおり、
- スッキリおさまりよく見える
- 天井が高く感じる
- 高級感を感じる
スッキリおさまりよく見える
ドアの高さが天井とピッタリ合っていて垂れ壁がないので、空間の中に線が少なく、スッキリとした印象になります。
家の中の空間をスッキリとおしゃれに見せるためには、できるだけ線をなくすことや線を揃えることが大切です。無駄な線がなくなることで、視覚的にスッキリと整ったおしゃれな家に見えます。
なので、上の写真のように空間の中にたくさんドアがある場合は、ハイドアにすることでスッキリ整った部屋という印象を与えることができます。
天井が高く感じる
ハイドアは縦の線が強調されるので天井が高く感じます。
特に、ダイワハウスのグランフルドアは本当に大きく、天井の高さが際立ちます。
ハイドアにするか悩んでいた時に、営業さんに連れて行ってもらったモデルハウスでその大きさを体感しました。身長174cmの夫を大きく超えるドアの高さ!ハイドアのかっこよさがとても際立っていたので、ハイドア(グランフルドア)を採用することに決めました!
(ちなみに、上の写真のハイドア横にある扉は、一般的な扉のサイズではないかと思います。ダイワハウスxevoΣの標準ドアはこれよりもう少し高さがあります。)
高級感を感じる
同じようなドアでも、ハイドアのほうが存在感や解放感があり、シンプルだけど空間に高級感を与えてくれます。
特にリビングドアは、毎日出入りする場所ですし、お客さんを案内する扉でもあるので、こだわってハイドアにするのもいいですよね♪
デメリット
部屋が狭く見える?
ハイドアは縦の線が強調されるので高さが際立つ一方で、横の線、つまり横の広がりを狭く感じると言いますが、私自身は「部屋が狭く見える」と感じたことはありません。
リビングという広い空間であれば、「あまりにも部屋が狭く見えて困る」というほどの心配はないかと思います。
我が家の場合は、廊下がとても狭いですが、ハイドアだから廊下がより狭く見えるかというと、そうでもありません。
廊下は人が留まる場所ではないので、あまり気にならないのだと思います。
ハイドアは重い?
ハイドアは一般的なドアよりも大きいので重いと言われることもあります。
「ドアが重くて開けにくいのでは?」
「ドアが重くて蝶番の不具合が多いのでは?」
こんな心配がありますが、これはドアの種類によるのではないでしょうか。
我が家で採用しているダイワハウスのグランフルドアは2m72cmの天井高に合わせたドアなのですが、特別重いと感じたことはありません。
入居2年半以上経過した現在、蝶番の不具合もありません。
もし不具合があったとしても、ダイワハウスのアフターサービスはすぐに来て修理してくれるので安心しています。また、これまで(マイホーム検討段階から入居後の今まで)ダイワハウスで建てた方の情報をたくさん集めていますが、グランフルドアが重いから後悔したという話は聞きません。
一方で、ハイドアはいろんなメーカーから出ているので、ドアの種類によっては重く感じるものもあるでしょう。
よく確認してから採用することをおすすめします。
音や光が漏れる?
我が家の場合、ハイドアを理由に音漏れや光漏れが気になることはありません。
しかしながら、ハイドアの中でもこの写真のように上枠のないものがあります。
このような扉は、上枠がないことで、よりスッキリとした印象になりとってもかっこいいのですが、ドアの上部から光や音が漏れることがあります。
採用する場所をよく選ぶことが大切かと思います。
コストがかかる
我が家の場合デメリットはほぼ感じていませんが、唯一挙げるとすれば、標準ドアよりコストがかかることです。
うちの場合は、リビングドアを標準ドアから変更で、プラス4万円程度の差額でした。
他の高額設備(床材のランクアップや電子鍵など)に比べると比較的安いほうではありますが、家づくりも終盤にさしかかった頃の変更だったので悩みました。
でも4万円って住宅ローンの月額にすると100円程度なんですよね・・・
そう思うとこの満足度で100円/月は安いもんだと思えてきます(笑)
(同じダイワハウスでも、ドアの種類や支店によって差額は変わってくる可能性がありますので、営業さんに確認してみてくださいね。)
失敗・後悔しないハイドアのポイント
我が家は、追加費用4万円かけてリビングドアをハイドアにしたわけですが、後悔はありません!
でも、ハイドアを採用して失敗した!後悔!と感じる場合もあります。
コストをかけるのだから失敗や後悔はしたくないですよね。
失敗・後悔しないためのハイドア採用のポイントは4つです。
ハイドアの高さを確認する
ハイドアは、広く言えば、一般的なドアより高さのあるドアのことを指します。
なので、必ずしも天井の高さにあったドアではない可能性もあるのです。
ハイドアにしたけれど、天井の高さにあっておらず垂れ壁ができた・・・
という想定外の事態に陥らないためにも、「天井の高さにあったドアにしたいと」いう旨をハウスメーカーの営業さんや設計士さん等に伝えて、適切なドアを提案してもらいましょう!
他のドアとのバランスを考える
ハイドアで全て揃える事ができたら良いのですが、追加費用の関係でそう出来ない場合は、他のドアを標準の高さのままにすることもあるかと思います。
その場合は、同じ空間で、同じ視界の中に入るドアはなるべく高さを揃えるほうがベターです。
うちは、廊下のドアの高さが揃っていません。
廊下なのであまり気になりませんが、リビングなどよく目に入る場所で、ドアの高さが揃っていないと違和感があります。
スッキリとおしゃれな空間を目指すのであれば、無駄な線はなくしたほうがいいので、全てハイドアにするのがいいでしょう。
特に、ドアと壁の色を分ける(ドアはオーク、壁紙は白などの)場合、ドアがはっきりと見えるので、高さが揃っていないと統一感がなくなる可能性もあります。
ドアの重さや反り易さを確認する
ハイドアは様々なメーカーから出ており、ドアの種類によっては、重かったり、反りやすかったり、建て付けが悪かったりすることもあります。
できるだけドアは実物を見て触って選ぶことをおすすめします!
採用場所に注意する
採用する場所によっては後悔する可能性があります。
我が家の場合、リビングドアはハイドアの魅力を存分に引き出せていないような気がします。
冒頭にも載せたハイドアと標準ドアを比較した画像です。
スッキリした印象で天井の高さも際立ち、かっこいい大きなドア!という感じがしますが、折り下げ天井などもあるからか、以下の写真と比べるとスタイリッシュ感は劣る印象です。
この写真のように、何もない壁についているドアの場合は、とてもスッキリしていてスタイリッシュな印象になるので、どこに採用するかによって、ハイドアの魅力が十分に引き出せるかが決まるように思います。
加えて、ハイドアの魅力はスタイリッシュな雰囲気なので、アンティークな雰囲気のお家には向かないかもしれません。自分の好みのお家のデザインを優先して選んでくださいね♪
そして最後に、前述した上枠のないハイドアの場合は、音漏れや光漏れが気になる場合があるので、寝室など音や光が気になりやすい場所への採用はよく検討したほうが良いでしょう。
迷っている方はぜひ採用して!
ハイドアにしようか迷われている方は、ぜひ採用を前向きに検討してください♪
とてもかっこよく高級感のあるお家になりますよ!
ダイワハウスの標準の床材についても記事にしているので、よければ合わせてお読みください。
▼ダイワハウスの仕様についてまとめた記事はこちら。
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