地震にはできるだけ強い家にしたい!
でも地震に強いという基準は、何を参考にしたらいいか分からないですよね。
こんな方にオススメの記事です!
- 地震に強い家にしたい
- 耐震性の基準が分からない
- 耐震性能の何をチェックしたらいいか分からない
耐震性については、建築基準法や品確法において定められています。
2つの法に関しては説明すると難しくなるので、ここでは大事なとこだけかみ砕いて説明します。
ここでは規格を交えながら、抑えておきたいポイント4点を解説していきます。
ポイント1:建築基準法の耐震基準を理解する
日本は地震大国なので、度重なる大規模な震災の経験を経て何度も基準が改正されています。
~1980年 | 1981年~ | |
旧耐震基準 | 新耐震基準 | 2000年基準 |
中規模の地震(震度5程度)で 倒壊しない | 大規模の地震(震度6〜7)で 倒壊しない | 地盤や基礎、接合部などを強化 |
1981年の改正を基準に「旧耐震基準」と「新耐震基準」に分けられます。
「新耐震基準」の中でも2000年の改正後の基準を「2000年基準」と呼びます。
旧耐震基準は震度5程度の揺れ、新耐震基準では震度6〜7の揺れでも倒壊しないことを基準にしています。
2000年基準では、地盤や基礎、梁などの構造をつなぐ部分を強化するよう見直されています。
ちなみに・・・
2000年基準はなぜ誕生したのかというと
1995年の阪神淡路大震災によって多くの木造住宅が倒壊したため、基準が追加されました。
今家を建てることになれば、2000年基準の家が建つことになります。
ポイント2:品確法における耐震基準を理解する
品確法では、家の強さを耐震等級で3つに分類しています。
耐震等級には1・2・3の3つの区分があります。
耐震等級1が建築基準法レベル
耐震等級2が建築基準法の1.25倍の強さ
耐震等級3が建築基準法の1.5倍の強さを表します。
この耐震等級というのは、ハウスメーカー選びの際によく聞く言葉です。
個人的には、最低でも耐震等級3が必要であると思っています。
その理由は後述の熊本地震の通りです。(ポイント3に続く)
ちなみに・・・
耐震等級3相当は耐震等級3ではないので注意してください!
ハウスメーカー選びをする際は、「相当」という文字に騙されないようにしましょう。
ポイント3:繰り返しの地震に対してどうか
現代の耐震性を考えるうえで欠かせないのが、2016年に起きた熊本地震です。
熊本地震は震度7が2度観測され、2度目の本震で多くの住宅に被害が出ました。
被害のあった住宅は旧耐震基準の家だけでなく、新耐震基準や2000年基準で建てられた耐震等級1や2の家でも倒壊するなどの被害がありました。
これは多くは一度目の地震に対しての基準だったため、繰り返しの地震に耐えきれず倒壊したという事例です。
新基準でも倒壊する恐れがあるということです・・・怖い!
一方で、新耐震基準の耐震等級3の建物には大きな損傷は見られず、大部分が無被害と報告されています。
耐震等級3も繰り返しの地震には補償されていませんが、実績として耐えているので最低でも耐震等級3の家にしたいですね。
国土交通省がこのような報告書をネットにも公開していますのでご参考にしてみてください。
参考:国土交通省「熊本地震における建築物被害の原因分析を行う委員会」報告書のポイント
繰り返しの地震に対する、各ハウスメーカーの対策はここ最近多くなってきています。
性能を売りにしているメーカーは繰り返しの地震に対しても、〇〇のシステムによって対策している等、しっかり考えている印象です。
ポイント4:その他の要素を確認する
おまけですが、耐震性を決定づける要素には、基礎、基礎と構造体の繋ぎ目、建物本体の構造・工法、施工技術などがあります。
前述した熊本地震では、建物構造体の腐敗や釘の打ち忘れなどの人為的なミスのあった家が多く被害にあったようです。
そのため、ハウスメーカーを選ぶ際のポイントとして以下のポイントも確認しておきましょう。
地震に対する基礎の考え方
- ベタ基礎なのか布基礎なのか
- 建物に対して適切な基礎をメーカーが選んでいるか
- 地震に対する基礎の考え方がしっかりと説明されているか
施工方法の考え方
- どこまでが現場での組み立てなのか
- 接合方法の種類(ネジor釘or溶接)
- 施工はどこがやるか?外注の場合が多い
まとめ
今回は家の性能の「耐震性」について解説しました。
実際に我が家は「耐震性」が良いとされるダイワハウスさんで家を建てました。
1年住んでみて小さい地震ですが何回か経験し、感じたことを記事にしているので、こちらもぜひ併せて読んでみてください。
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